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ダム-自称霊感女愛美-

転載元:実話恐怖体験談 拾段目


大学一年の春、竜也と入学早々サークルで友達になり二人の共通の趣味である釣りに出掛けた。
上〇屋に釣り道具を見に行った時に、初めて愛美(後のGSパープリンガー)と出会った。可愛い女の子が一人で釣り道具に来るなんて珍しいとチラチラ見ていたら、
「あの、〇〇ダムってどこにあります?」
と話しかけられた。
僕の地元は県外。
「ダム?さぁ?」
と答えた時、竜也が、
「〇〇ダム?今から行く所だったんだよ!一緒に行く?」
下手なナンパみたいな感じで誘った。
愛美は、
「行く行く!」
実に軽い女と思った。
おかしな事に愛美はロッドを持っていなかった。でも、そんな事はどうでもよかった。可愛い女の子と釣りが出来る。テンションは高かった。
車で一時間弱走りダムに着いた。下に降りれる場所を探し、竜也と釣りを始めた。
ふと愛美を見ると車の近くでボーっとダムを見つめてた。

「道具ないから釣り出来ないんじゃない?」
竜也は車に戻り何やら愛美と話した後、僕に手招きをしてこっちに来いと言った。

「どうした?」
話しかけた僕に竜也は、
「この子、おかしい。不思議ちゃんだよ。」
と耳打ちした。
聞く所によると何年か前にここで心中したカップルがいたとか。その霊を慰める為に愛美はここに来た。
確かに随分昔に何人か死んだと竜也は言っていたが、数年前に死んだ人はいないらしい。竜也も僕も何も見えないし感じない。ただの噂だと思った。愛美は手すりからジッと下を見て、
「ここから落ちたのね。可哀想に。まだ見つけられてないのね。」
危ない奴。何が見えてるんだろう。愛美はポケットからよく分からない御札を取り出し、ダムに投げ込んだ。
その瞬間、ぐっと抑え込まれる感覚がした。
「何を投げた!」
竜也は血相を変えて言った。
愛美は、
「マナがサイトで見て作った御札よ。これで安らかに眠れるはず。」
確実に逆効果だった。眠ってた人達の怒りに触れたに違いない。
急いで道具を片付けて、愛美を車に押し込み走った。
僕は車の中で、
「君は除霊出来るの?素人なんでしょ!」
愛美はニコニコ笑って、
「小学生の時からやってるから大丈夫。」
よく今まで生きてたな。

呆れた。誘うんじゃなかったと後悔した。
「あのカップルありがとうって言ってた。」
愛美は得意気に言ってた。
竜也も呆れてるに違いない。運転する竜也の顔をバックミラー越しに見ると僕の後ろの方をしきりに見ていた。
僕も気付いた。窓の外から複数の視線を感じる。ヤバい。ついて来た。
「飛ばすぞ!」
急加速した。なかなか振り切れない。車内にブワッと風が吹いた。ん?
まさか?!愛美はいい風とか言いながら窓を全開に。
「閉めろぉっ!」

僕は気が付いたら叫んでいた。
何とか難を逃れ、大通りまで出れた。まだドキドキしていた。上〇屋まで戻り、愛美をさっさと下ろして帰った。
次の日、竜也と大学で会い話していると、
「あれ?同じ大学だったんだ。」
会いたくない奴に会った。しかも、何故か物凄くフレンドリー。
黙っていれば可愛いだけに残念で仕方がない。
連絡先を聞かれ、想像した大学生活の歯車が狂いだしたような気がした。
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