FC2ブログ
  • «
  • 2018'11:
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • »

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

旅行-自称霊感女愛美-

転載元:実話恐怖体験談 拾段目


一年の夏休みに、いつもの三人と愛美の友人の桃子の四人で僕の地元に一泊二日で旅行した時の話

夏休みの前日、
「なぁ、夏休みに入ったら雅樹の地元に遊びに行ってもいいか?」
竜也は笑顔で言った。断る理由もなく僕は、勿論いいよと言い二人で計画を立てていた。
地元は田舎だったから、海ぐらいしか遊べる場所は無い。でも竜也は、
「海かぁ。海っていいよな!潜ってもいいかな?潜ってもいいかな?」
と、行く前からいつもの事だがテンションが高かった。海、海と連呼していたら、
「海行くの?どこの海?」
地獄耳め。愛美が話しかけきた。
竜也は上機嫌で、
「夏休みに雅樹の地元に行くんだ。海が近いらしいから。」

「ねぇ!雅樹の地元にマナも行きたい!」
竜也がしまった!って顔をしたけど遅すぎる。
断りたいけど上目使いでダメ?と聞かれたら、いいよ。としか言えなかった。

「じゃあ、もう一人誘っていい?」
好きにして下さい。

当日は、待ち合わせ場所の駅に朝の八時集合と言う事で解散した。
当日になり、僕は少し早めに駅に着いた。
「遅いぞ!」
竜也はすでに来ていた。
「もう一時間も待ってたんだぞ。」
早すぎるし、誰も待てとは言ってなかったが。そうこうしていると愛美と友人らしき子が来た。
「全員集まった事だし、行きますか。」
電車に乗り込み、二時間半。地元の駅に着いた。僕は着いた事を兄(五つ上の兄)に連絡して迎えに来てもらった。
兄の車に乗り込み他愛もない話で盛り上がり、家に着くなり荷物を置いて早速海に行った。竜也はハシャぎまくっていた。愛美と友人の桃子は砂浜でパシャパシャ海水をかけあっていた。
僕はとりあえず愛美と桃子のビキニ姿に興奮して、静かに海に入った。
少しして兄が、
「昼飯やぁ!上がってこいよぉ!」
と呼んでいた。みんなでダッシュで家まで走った。
家に着くと父が、
「雅樹!ベッピンさん連れて来て、ワシにプレゼント?」
僕の母は幼い頃に亡くなって、このエロ親父に育てられた。
漁師をしている父は帰って来る僕達の為にいっぱい料理を作ってくれていた。
腹一杯食べた後、父の船にのり釣りに連れて行ってくれた。

釣り好きの竜也は大はしゃぎで、いつの間にか父の事を「父ちゃん」と呼んでいた。

船で沖に出て釣り出した頃、兄が海に関する怖い話を始めた。話自体はありきたりの話で、海面から手が無数に出てたとか、男の呼ぶ声がしたとかそんな話だった。すると愛美が、
「この辺の海で人が死んでますよね?」
「姐ちゃん、よう知っとるな。四、五年前に…、」
だいたい地元は漁師も多いし海流も早いから海難事故はよくある。海は広いし。
「やっぱりね。あそこに立ってる人がいたんです。」
始まったよ。パープリンガーの劇が。父は怖い話が大の苦手で、波も穏やかなのに帰ると言い船を走らせた。愛美のせいであまり釣れなかった竜也は目に見えて不機嫌になっていた。
夕方まで泳ぎ夕食を食べた後、面白い場所があると言いだした。
僕はその場所を知っていて行きたくなかった。海難事故は死体が見つからない事がほとんどだ。その人達の供養の為に建てられた墓が岩場にあって、よく漁師が見ると言う場所だった。

愛美は行きたくない僕を無理矢理連れ出し、道案内をさせられた。墓は岩場にあり、歩いてでも行けない事はない。懐中電灯を頼りに墓のすぐ側まで来て、
「ここね。悲しみの念が凄い。」
当たり前の事を言うな。愛美は墓に手を合わせ、
「私がみんなを陸地まで連れて行ってあげる」
死にたいのか。僕は急いで愛美の手を引き、岩場を早足で歩いた。墓から少し離れて後ろを見ると、月に照らされた水面から凄い数の気泡と叫び声が聞こえた。
思わず愛美を握る手に力が入る。何とか逃げ切ろうと走り岩場から道に出た時、バサァッと何かが体全体にかかった。
桃子だった。桃子が家から持ち出した塩を僕と愛美にかけた。
「走って!」
桃子の声で三人共走った。

家に着いた時、凄い疲労感に襲われた。愛美が余計な事言わなければこんな事にならなかったのに。
結局、次の日は海で泳がず釣りをして帰路についた。

帰り際、桃子は僕に愛美の事お願いね、と言い帰った。
数日後、桃子は大学を辞めたと愛美に聞かされた。
何があったのか。未だに理由は分からない。
関連記事
Comment





        
Top
Trackback
http://xjapannn.blog.fc2.com/tb.php/408-386b0bab
Top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。